いつものことながら、今日も推しのかすみんがかわいいので
「素顔のフォトエッセイシリーズ 01 Rainbow Days~かすみ・愛・せつ菜~」
より、中須かすみのエピソードとなる
「かわいいはダイアモンド」
の感想や見どころを語っていきたいと思います。
「このブログを読めば作品を買わなくてもシナリオがわかる」というような、いわゆるファスト映画的なものは避けたいので内容はある程度ぼかします。
既読の方には「こういう感想を持った人もいるんだな」という感覚で楽しんでいただき、未読の方には興味を持っていただけるキッカケになれば幸いです。
かすみ視点で語られるシナリオ
これは別にかすみに限ったことではなくフォトエッセイシリーズ全般に言える魅力ですが、このシリーズでは担当キャラのモノローグで物語が進行します。
虹ヶ咲はキャラの心の声とか普段も無いわけではないですが、ここまでたくさん聞けるのはそのキャラを推してる人にとっては良い機会だと思います。
かすみのフォトエッセイを読んでいても、かすみは普段こういうことを思いながら日常を送ってる、かわいさの追求のためにこういうこと考えてる、というのを聞けることでよりかすみの魅力が増しました。
主題歌「無敵級*ビリーバー」
虹ヶ咲のソロ楽曲はシナリオとセットで楽しめるものが多いですね。アニメ曲はそのキャラの個別回、スクスタ曲はキズナエピソードから生まれた歌詞がそれぞれ魅力的です。
そんな中、無敵級*ビリーバーは誕生の経緯が特殊なのもあり、曲の元になったお話みたいなものは存在しません。
ですが自分はこのフォトエッセイのお話に無敵級*ビリーバーの歌詞と重なる部分が多くあるように感じられました。
世の中のみんなが自分の望む言葉をくれるわけではなく
努力しても勝てないような相手もいるけど
悩んだ夜が明けて、朝目が覚めたら、昨日と少し違う自分がいて
他の人からどう言われたって、自分は自分を信じていく。
元々名曲な無敵級*ビリーバーですが、この話を読んでから改めて曲を聴いたり、逆に無敵級*ビリーバーのことを考えながらこのお話を読むとまた楽しめると思います。
はじまりのトキメキ
高咲侑が優木せつ菜のライブでスクールアイドルの魅力にトキメいたように、3rdライブで虹の沼にハマったファンがいるように、人の「大好き!!!」にはそれぞれ原点があるはずです。
では中須かすみが「かわいい」を追求するようになった原点は何なのか。その答えがこの本では描かれています。
かわいいを追求している姿は彼女の大きな魅力であり、その始まりの理由を知れたことはファンとして非常に嬉しかったです。
彼女が悩んだ時に立ち上がるキッカケのひとつとなったのもその原点の存在だったというのがまた良いですね。
侑と歩夢はいい先輩
アニメ本編において、侑と歩夢の先輩らしいムーブってあまり見る機会は無かった印象でしたが、この話ではふたりがかすみに対してしっかり先輩している姿が見られます。
かすみの用事に付き合ってあげたり、かすみが落ち込んだときは励ますために色々してあげたり。
自分は1期2話の3人だけで活動していた時の雰囲気も好きなので、この3人でのシーンを多く見れたことや、侑と歩夢の優しさを改めて感じることができたのは嬉しかったです。
しずくからかすみへ
お話の中で、しずくからかすみに対してある言葉がかけられます。このシーンで自分が思い出したのは、アニメ1期8話のやり取り。
悩むしずくにかすみが肯定の言葉をかけることでしずくは前に進めました。そして今回は、しずくの方からかすみに対して肯定の言葉がかけられました。
しずくの語るかすみの魅力が完全同意すぎて頷きまくりましたし、アニメではかすみがしずくの力になる展開のみが描かれていたのが、今回では逆にしずくがかすみの力になる展開を見れたのはありがたいです。
かすみファンはもちろん、しずかすファンにも一読の価値あるシーンだと思います。
世界から認められなくても
作中ではあるアイテムが登場しますが、自分はこのアイテムについて、入手方法からして「1番かわいいと認められた証」だと捉えました。
だからそれを持たないかすみは世界からすれば1番かわいいわけではない。
でも彼女を求めるファンたちがいて、ファンたちがいれば彼女はステージに立てる。世界からは認められなくても、いつも好きでいてくれる人にとっての1番にはなれる。
彼女の夢の続きについて、自分が抱いた印象はこんなところです。
かわいいはダイアモンド
最後にタイトルについてコメント。
作中では、一度挫折を体験したかすみですが、かわいいで傷付いたのにまたかわいさを求めていたり、しずくとの会話から同好会の仲間たちが諦めない人ばかりだったことに気付いたことでまた前に進み出します。
無敵級*ビリーバーの
もう絶対めげない 負けないって決めたの
という歌詞にも通じるように思います。
スクスタ世界のかすみのデビュー曲名でもあるダイアモンド。
自分のかわいいを磨き続けていくかすみの姿が、磨けば輝くダイアモンドと重なるという意味ももちろんですが、ダイアモンドはその固さも特徴です。
今回の物語を通して諦めずに磨き続けることを決めたかすみの「かわいい」は、まさしく砕けないダイアモンドだということでしょう。
終わりに
というわけで、かすみのフォトエッセイについて感想を綴りました。
原作が発売されたのはもう1年以上前なのですが、まぁその時はブログとかやってませんでしたしね。せっかくなので今後は古い話題とかについてもブログで色々語っていけたらなって思ってます。
オーディオブック化もされたのでもちろん購入しましたが、さすがまゆちと言わんばかりのお芝居で、原作の時点でも涙出ましたが音声付きだとなおさらですね。
…ちなみに、今回は自分なりの解釈などを含めた感想を書きましたが、後になってやっぱりこの解釈違うかもなーとか思ってまた考え直す可能性とか普通にあり得るので、同じ作品について別の感想記事書くこともあるかもしれないです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。
かすみがテストで赤点を取った頃に、またお会いしましょう。