前置き&無駄話
というわけで虹ヶ咲5thライブ「虹が咲く場所」が全公演終了したわけですが、いかがだったでしょうか。
自分としては楽しさと感動のどちらの方向にも振り切っていて、途中からとはいえ虹ヶ咲を応援してきて良かったなと心から思えたと同時に、これからの虹ヶ咲も楽しみながら応援したいと改めて誓えるような、最高のライブだったと言えます。
ただ正直、最高のライブだったがゆえに今は燃え尽きてしまったような感覚です。
例えるなら、受験頑張って志望校に入れたものの授業に出席する気が全く起きず、いつの間にか学校から姿を消してる大学生と同じくらい燃え尽きてます。
繚乱の彼方ちゃんのパートに
溢れるやる気は寝てないよ
という歌詞がありますが、あれって略すと
やる気 ないよ
になるじゃないですか?そんな感じです。
まあ、4月に2期の放送が始まってから9月の5thライブまで……いや、2月の4thライブの時に京セラドームで2期のPVを見てから、あるいは去年3rdライブの時にかつてメットライフドームと呼ばれていたナニカで2期発表のお知らせを見てから、ずっと虹ヶ咲アニメ2期を追いかけ走り続けてきたのですから、それが終わって燃え尽きるのは仕方ないのかなと。
あとはちょうど5thライブが終わったあたりで気温も下がってきて季節の変わり目を感じたこと。がさらじ公録のようなイベントは残ってますが、おそらくこれが今年最後の虹ヶ咲のライブになったであろうこともあって、ちょっと早めの年末気分になってるのかもしれないです。(9月なのに)
去年の10月、QU4RTZファンミの日に10月とは思えないくらい暑くない!?と思ってたらA・ZU・NAファンミの日にはかなり涼しくなってたり、去年の自分にとってはA・ZU・NAファンミがその年最後の虹ヶ咲のライブになったりしました。ちょうど今の状況に近いのもあって、あの頃を思い出して懐かしい気持ちになってます。
年末といえば、去年の大晦日のカウントダウンライブも楽しかったし、
(配信参加だったし、3作品合同ライブだから虹ヶ咲のライブとは別物かな?と思ったのでさっきはA・ZU・NAファンミが最後のライブと書きましたが)
年末から年明けにかけて開催された東京タワーとのコラボイベントも凄く良い思い出として残ってるんですよね。
基本的に自分はラブライブ!シリーズのオタクというよりは虹ヶ咲集中型のオタクではあるのですが、ああいうオールスター感のあるイベントも楽しいし一時的に他ラブライブ作品への熱も高まります。また東京タワーでも嬉しいし別の施設でも良いから、シリーズ合同イベントは毎年末の恒例行事になったら嬉しいです。
と、話題の方向性が4thライブの生首アニメの同好会メンバーたちくらい迷走しましたが、ここで燃え尽きのリハビリも兼ねて今回の最高のライブで感じたことをまとめたいと思います。
現地勢&配信勢として
今回自分はチケット抽選の運の問題で、ガーデンシアターと武蔵野の森の各公演DAY1を現地で、各公演DAY2を配信で参加しました。
そんな自分の立場からの感想としては、もちろんできれば全通はしたかったので次にナンバリングのライブが来た時は頑張りたいという決意を新たにすると同時に、今回は自分にとって呪いになるような要素は無くて安心だったな?という気持ちです。
例えばですが、自分が現地参加できなかったライブだけで『無敵級*ビリーバー』とか『未来ハーモニー』が披露されたり、最終日の発表で3期とか劇場版の告知とかが来たらさすがに引きずったかもしれませんが、そのあたりは大丈夫でした。いやもちろん、にじよんあにめの発表とかも画面の前で拳を握るくらい嬉しかったことには間違いないんですけどね。
ジャスビリも、人によってはガーデンシアターで聴くことに大きな意義を感じる人もいたかと思いますが、自分としてはそこにこだわりは無かったので、4thライブで現地で聴くことを達成できていた時点で特に気にはならなかったです。
今回のライブの本題であるテレビアニメをなぞったセトリや、多くの人が現地で盛り上がることを楽しみにしていたであろう『繚乱!ビクトリーロード』は全公演共通だったことも考えると、今回は運営側もキャパが狭いという意見も理解した上で、1公演でも参加できれば納得はできるような構成にしたのかな?と考えてしまいますね。もちろん運営にしかわかりませんが。
ひとつの集大成、そして次のトキメキへ
今回のライブが始まるまで、もちろんライブの後にも虹ヶ咲というコンテンツは続くのだろうとは思っていたのですが、正直今回のライブはひとつの区切りのようなライブになると思ってました。(それも燃え尽きた要因のひとつかも)
なにしろ今回のライブタイトルは「虹が咲く場所」です。「虹ヶ咲」のライブタイトルに「虹が咲く場所」って、例えるならアニメや漫画の最終回のサブタイトルにその作品のタイトルを持ってくるようなものじゃないですか。これは区切りかと思ってしまっても仕方ない気がします。
その認識も大きく間違っていたわけでもなく、幕間映像でこれまでの歴史を振り返ったり、卒業の話を感じさせるような楽曲も披露されたりと、本当に最後でも違和感ないくらいの構成になっていましたし、こういう心構えでライブに臨んだこと自体は間違いではなかったのかもしれません。
それにしても、あの幕間映像も反則級*ビリーバーでしたね。アニメ化の予定が無くて、どこに向かうかまだわからなかったり、色々と辛いことも多くてついうつむきたくなるような状況だったであろう初期の様子を振り返りながら『NEO SKY, NEO MAP!』や『未来ハーモニー』が流れる演出にはやられました。
しかし、『Next TOKIMEKI公演』の名に相応しく、最後にはにじよんあにめーしょんを始めとして今後の未来にも期待を持てるような発表が多数ありました。
もちろんライブが終わる頃にはこの先の虹ヶ咲を見るのがもの凄く楽しみな気持ちでしたし、むしろ未来を見るためにも一度これまでの過去を振り返ることが大事だったのかなとも思いました。
曲についても、たしかに卒業を意識してはいますが歌詞的には「ここで終わり」ではなくむしろ「終わりはいつか来るかもしれないけど、それはそれとして今を楽しむ」というニュアンスですしね。
2期11話で3年生組が教えてれたように、幕間で流れた「いつだって、いまが最高!」の言葉通り、これからも今を楽しみ続けたいです。
高咲侑(矢野妃菜喜さん)の在り方
今回のライブ前から期待していたことのひとつが、「高咲侑として出演する矢野妃菜喜さんの役割についての3rdライブとの違い」でした。
アニメ1期の高咲侑はファンとしてスクールアイドルを支えるという、スクスタでいうあなた、あるいは「かわいい俺ら」の立場で登場しました。それゆえ1期に基づく3rdライブでも矢野妃菜喜さんの役割は、(ステージから離れた場所でピアノを演奏するというパフォーマンスもありましたが)基本的に他のメンバーにエールを送るというものでした。
一方アニメ2期の高咲侑は音楽という夢に向かって走り出し、自分自身を表現する者になり、最後には多くの人にときめきを与えられる存在になったことから「侑ちゃんもスクールアイドル」と歩夢から評されました。
そのため、アニメ2期の最終話を見届けてからは、5thライブではこの高咲侑の違いを反映させたライブになったら嬉しいと思っていました。具体的にはトキランの際にステージ上でピアノを演奏してほしい、とかですね。
結果としてその望みには見事に応えてくれました。先程書いたトキランでのピアノはもちろんですが、Future Paradeが始まる前にアニメの侑同様、客席から叫んだ後演説をしながらステージに向かう演出、さらに武蔵野公演のHurray Hurrayでは旗を振ったりと、3rdとは段違いなくらい矢野妃菜喜さんがライブの演出に関わっていましたね。
特にインパクトが大きかったのは武蔵野公演で矢野妃菜喜さんがトロッコに乗ったことです。
当然ながらトロッコとはファンやスタッフが乗るようなものではありません。そこに乗って客席に手を振ったりするのは、もちろんスクールアイドルの仕事なはず。まさに「侑ちゃんもスクールアイドル」になったことの象徴ですよね。
矢野妃菜喜さんがトロッコに乗って客席を回ってるのを見て、観客の中には「目が合った!」とか「めっちゃ近くにき来てくれた!」などの喜ぶリアクションをする人が現れることも、まさしくときめきを与える存在になったことの証明と言えるでしょう。
「あなた」としての自分
今回のライブに参加して、これまでのライブと大きく感じ方が違った点として、今回は「自分自身の存在」を強く意識させられるライブだったということです。
虹ヶ咲というコンテンツは「あなたと叶える物語」というコンセプトがあるように、作品やキャラを応援するファンたちも「あなた」としてコンテンツに関わっていくことが特徴です。
ただ、実は自分はこれまでライブに参加してきて自分自身が「あなた」としてライブに関わっているという感覚はありませんでした。(1stライブの頃から参加されてた方々は既にそこで感じていたのかもしれませんが)
2ndライブはオンラインゆえに自分の存在はライブに一切関わっていないと思っていましたし、4thライブも衣装を自分たちの投票で決めるという企画はあったものの、全体を通しては自分がライブに関わっているという感覚はありませんでした。
特に3rdライブは自分たちの代表として矢野妃菜喜さんが出演しているようなライブで、MCでのキャスト陣の気持ちの矢印も矢野妃菜喜さんに向かっているように感じました。
要するに、これまでのライブは自分の存在とは関係しないところでパフォーマンスは完成していて、自分はそれを観客として観ているだけ……という感覚でした。(もちろん観客がいるかどうかで出演者のメンタルに関わるとかはあると思いますが、ライブの成立自体は観客がいなくてもしますからね)
ですが今回のライブは参加している間、明確に自分自身が「あなた」としてライブの中に存在しているという感覚になっていました。
要因として大きかったのは、やはり『Future Parade』と『夢が僕らの太陽さ』の前の矢野妃菜喜さんの言葉。
客席を歩きながら喋り、最後にはステージから
元気が欲しい時は、会いに来て!
で終わる一連の言葉。あれはアニメで侑が言った際は作中で客席にいる人たちへの言葉でした。(それでも、あの時点でも視聴者へのメッセージという意図はあったと解釈していますが)
ライブでは矢野妃菜喜さんが現実世界で客席に向かって喋ることで、あの言葉は明確に「自分たちに向けられた言葉」になりました。
次は、あなたの番!
という言葉も、アニメの時点で視聴者に向けられていたとは思いますが、今回のライブで改めて矢野妃菜喜さんから客席にいる自分たちに投げかけられた言葉です。
矢野妃菜喜さんが自分たちに向けてメッセージを送り、それを受け取った自分たちがときめきを胸に前に進んでいくこと。それによって5thライブは完成されるのではないかな、と感じさせられました。だから、あの日客席にいた自分はこれまでのライブと違って、自分自身の存在がライブに深く関わっているように実感できたのかもしれません。
Future Parade前の演説といえば面白かったことがもうひとつ。矢野妃菜喜さんが叫んだ後、当然客席の自分たちは矢野妃菜喜さんの方に注目するじゃないですか。それが作中でも侑が叫んだ後に何事かと思って侑の方を振り向く観客たちの様子に重なるようでした。(初日は自分も予想していなかっただけに、心から「何事?」って気持ちで後ろを振り向きましたし)
それもあって、矢野妃菜喜さんが戸惑うような反応をするとき、あれは原作の侑の再現ではあるのですが、まるで本当に観客からの注目を浴びて戸惑ってるように見えてリアリティが増すんですよね。
あれはまさに、自分たちも無意識のうちにライブの演出の一環になっていたんだなぁと感じて、自分たちの存在ありきのライブという感覚を増していたように思えます。
と、自分自身の存在を意識させられたライブだったという話を踏まえてもうひとつ。
今回のライブの中では『Hurray Hurray』が特に印象的でした。
もちろん、曲自体が好きとか、発表されてからライブで披露される機会が無かっただけに「ついに聴けた!」という嬉しさとか、2期の11話や12話の内容がこの曲を思い出させるようなものだったから2期に基づくこのライブとの親和性が高かったということも印象的な理由ではあります。
ただ、今回自分が語りたいのは、自分の存在を意識することになった5thライブでHurray Hurrayを受け取ったことにより、この曲に対するイメージに革命的な変化があったということです。
Hurray Hurrayを初めて聴いた時から5thライブの前まで、この曲に対するイメージは「同好会の中で完結した曲」というものでした。つまり、この曲は同好会のメンバー同士の気持ちを歌った曲だと思っていたのです。
例えば、
誰かがいつも側で 笑わせてくれてる事って
こんなにもかけがえないんだって 教えてくれた
一番隣って素敵だね!
という歌詞の「いつも側で笑わせてくれる人」は誰なのか。「一番隣にいる人」は誰なのか。それはやっぱり侑や他の同好会メンバーのことではないか?と真っ先に考えていました。
ですが、今回のライブでキャストの方々から自分たちに向けて披露されて自分たちがそれを受け取ったこと。武蔵野公演では矢野妃菜喜さんもステージに立って客席に向けて旗を振られていたこと。
それらもあって、この曲って同好会から自分たちへのエールを送っている曲なんだなと印象が大きく変わりました。
そして、同好会メンバー同士の歌だと思っていたこの曲の登場人物に自分たちが加わることによって、「一番隣にいる人」には自分たちも含まれるのかな、と思えるようになったことは素直に嬉しかったですし、自分も同好会のみんなを支える「あなた」なんだなと自覚させられました。
同時に、
大好きなんだ 運命って本当にあるね!
君だから思えるよ 出逢えてよかった
を始めとして、今回のライブで自分が改めて虹ヶ咲という作品に対して抱いた感情をそのまま言葉にしたかのような歌詞も多数あって、この曲を歌っているのは同好会メンバーですが、自分から同好会への気持ちも描かれたような曲でもあるのかなとも思いました。
"支え合ってきた僕ら"とある通り、この曲は相互的なものなのかもしれないですね。
Hurray Hurrayの披露中はそんなことを考えていました。嘘です。これはライブ後に振り返ってから改めて思ったことです。
実際のライブでのHurray Hurray披露中は
・旗の動きに合わせてブレード振るの楽しすぎるな、とか
・前田佳織里さんめっちゃかわいいな、とか
・サビ振り付けの旗と腰を動きが楽しそうで真似したいな、とか
・前田佳織里さんちっちゃくて超かわいいな、とか
そんな感じのことを考えていました。
何にせよ、今回のライブを機に今後はより一層「あなた」としての実感を持って虹ヶ咲を追いかけていけるのかもしれません。
「虹が咲く場所」とは
今回のライブタイトルであり、異常に最終回感を増す理由になったこのワード。最後にライブの感想を踏まえて、今回のライブにおける「虹が咲く場所」という言葉の意味を考えてみたいと思います。
(もちろん多様な解釈ができると思いますし、この後色んな人の解釈を聞いてみるのが楽しみでもありますが、今回の記事で自分が書きたいことはほとんどひとつに絞られます)
まず、自分が虹ヶ咲という作品に出会って間もない頃に、虹ヶ咲というタイトルについてどう考えていたかを語ります。
最初の頃の自分は虹ヶ咲という作品の「虹」に対して「個性の尊重」だと考えていました。
虹ヶ咲の大きな特徴はソロ活動が主体ということであり、かわいいパフォーマンスをするキャラやセクシーなパフォーマンスをするキャラなど、それぞれが自分の好きなことを追求しちゃってることです。
このようにキャラたちが自分の個性を発揮している様子が、多様な色を内包する虹と重なることから、この作品には「虹ヶ咲」と付けられたのかな?と考えていたのです。
では今ではどうかというと、結論としては虹=多様な個性という認識はほとんど変わっていません。
ですが、初期は個性とはスクールアイドルのメンバーたちのものだけだと認識していたのに対して、今ではこの個性とは「あなた」や侑の存在も含めてのものだと思っています。
それぞれが自分のやりたいようにスクールアイドルとしてパフォーマンスしているのは当然素晴らしいことだけど、それだけが素晴らしいわけではなくて、そんな彼女たちを応援するという活動だって個性として素晴らしいことだよね、と肯定する。それが「虹ヶ咲」というタイトルの持つ意味なのかなと考えるようになりました。
ここで、スクールアイドルを応援する者にもパターンが分かれます。それは、アニメの「高咲侑」に近い者とスクスタの「あなた」に近い者です。
侑とあなたの違いとは何か。もちろん歩夢への呼称とか全体的な喋り方とかも違いますが、大きな違いは「行き着いた夢の形」だと考えています。
侑は音楽という自分自身の夢を見つけて走り出した一方で、あなたにとって音楽は夢というほどのものではなく、自分の夢が無いことに悩む描写もありました。
そんなあなたに対して同好会のメンバーが出した答え。それは、みんなの夢を応援するあなたの背にはみんなの夢が乗っているということ。
誰かの夢を応援するということは、その人と同じ夢を見るということ。自分自身の夢は無くても、誰かの夢を応援しているならそれも夢を持っているということなんだと肯定するのがスクスタ41章である……と自分は解釈しています。
(このシーンの愛さんのセリフ、かなりジャスビリしてて好きです)
アニメ2期最終話で侑の「次は、あなたの番!」という言葉を受け取ったものの、自分には夢ややりたいことが無いから侑に置いていかれたように感じるという意見も見かけました。
そんな2期最終話とかなり近い時期にこの41章が公開されたことについてはやはり意図のようなものを感じます。
アニメの侑を通して自分自身の夢を見つけることの素晴らしさを描いた後に、スクスタのあなたを通して自分の夢は無くても誰かの夢を応援することも同じくらい素晴らしいんだということを描く。これが虹ヶ咲というコンテンツ全体の意図だったのではないかと。
そして、同じくスクスタ41章であなたが作曲した曲が『永遠の一瞬』です。
5thライブでこの曲が披露されたことの意味。それは、このスクスタでのシナリオを振り返ることで改めて観客に対して「スクールアイドルを応援することもひとつの夢の形である」と肯定することだったのではないでしょうか。
(幕間映像の「いつだって、いまが最高!」というフレーズに合致した曲だからというのも大きいとは思いますが)
この5thライブという空間には
・ステージでパフォーマンスをする人たち
・そこから夢や力を受け取って、自分の夢に向かって走っている人たち
・自分の夢は無いけど、夢を追いかけている人を応援している人たち
か存在していて、
それら全てに優劣は無く、みんなが誰かにときめきを与えられる存在であり、形は違えどみんなが「スクールアイドル」であると肯定される。それが5thライブという場所であり、「虹が咲く場所」だったのかなと思いました。
しかし、これではあくまで虹が咲くのは5thライブという空間のみでの出来事ということになってしまいますね。
Future Paradeで好きなフレーズとして
僕らで創ろう 虹の咲く世界を
の箇所があります。5thライブのタイトルとも相まって、とても心に刺さりました。しかもこれを歌っているのが中須かすみというのがズルいですね。
先程Hurray Hurrayについて「同好会の中で完結する歌詞だと思っていたら、自分たちの存在も含まれている歌詞に印象が変わった」という主旨の話をしましたが、その現実はFuture Paradeのこの歌詞にも起きていました。
このフレーズを歌っている中須かすみは同好会のBUCHOであるということ、彼女の願いが「同好会という場所があらゆる好きを肯定する世界で一番のワンダーランドのような場所であってほしい」というものであったこともあって、この歌詞の「僕ら」とは「同好会のメンバーたち」のことだというのが以前までの認識でした。
ですが今考えると、このFuture Paradeは自分たちへのメッセージ曲であり、それならこの「僕ら」というのは「同好会メンバーとそれを応援する自分らファンたち」を指しているのかもしれません。
今回は5thライブという場所で虹が咲くことになりましたが、これを場所に限らずあらゆる場面で虹が咲くようにしていくこと。それが今後の虹ヶ咲という作品と自分たちファンが進んでいく道なのかも……と考えさせられました。
あとは前田佳織里さんと矢野妃菜喜さんの可愛さについて考えさせられました。
終わりに
というわけで、5thライブについて好き勝手語ってきました。
にじよんのアニメやユニットライブの開始は来年からということもあり、5thライブの終了をもって気持ち的にはしばらく休み期間になるかもしれませんね。
とはいえ虹ヶ咲に対する気持ちの強さは5thの影響でさらに増しています……。スクスタのプレイやお台場散策を通して、これからも自由に虹ヶ咲を楽しんでいきたいと思います。