かすログ

ゆうぽむなんだね

歩夢をのぞくとき、歩夢もまたこちらをのぞいている

 今回は『Walking Dream』のライブパフォーマンスについて語りたいと思います。

 6th愛知公演以来この曲への熱が高まっているのですが、その要因としてはライブでの大西亜玖璃さんのパフォーマンスが魅力的だったから、というのが実は大きいんですよね。

 曲の特徴である「あなたを見つめる」ことを盛り込みつつ、あなたのことが大好きな巨大感情を抱えた歩夢の可愛らしさや苦悩する様子を、身体の動きや顔の表情で見事に表現されていて、この曲の持つ魅力が一気に倍増されたように感じました。

 そんなパフォーマンスの好きな所を、愛知公演の振り返り&神奈川公演での注目してほしいポイントという意味も込めて書いていきます。

 

 ライブで『Walking Dream』が始まってまず目に入ってきたのは歩夢(以下、大西亜玖璃さんのことはライブの世界観にあわせて歩夢と表記します。)の首からぶら下がる双眼鏡でした。

 パンフレットの写真ではスクフェス2のイラストで歩夢が持ってるものに近いようなクラシックなデザインの双眼鏡でしたが、ライブでは今回のグッズになっているピンクのオペラグラスになっていましたね。

 この「ライブグッズを使っている」というのはとても大きいポイントだと思います。パフォーマンス中には歩夢がオペラグラスで客席の方を覗く振り付けが何回かありますが、こちらも歩夢と同じオペラグラスを使って歩夢のことを見ることができるのですから。「今目が合った!」のレベル100バージョンができるようなものです。

 自分も今回のグッズのオペラグラスは気に入っていたので購入して愛知公演に持ち込んだのですが、それもあってかなりライブで歩夢が作り出す世界観に没入できたと思います。(とはいえ、基本的にはステージ全体を見ていたかったのでオペラグラスで一点集中する時間は数秒程度でしたが。)

 オペラグラスを使ったパフォーマンスとしては、1番Aメロの冒頭が印象的です。ここにいないはずのあなたを見付けてしまい、ショックを受けたような表情でオペラグラスを落とす振り付けに歩夢の心情がよく出ているなと思います。

 2番Aメロの冒頭でデータを保存といいつつオペラグラスを指さす振り付けも可愛くて好きです。スマホの小道具が無いからオペラグラスで代用した、というのもありそうですが、「データを保存」という言葉が、音源では「スマホにあなたの画像データを保存した」というニュアンスだったのに対して、ライブではその瞬間限りの時間だからこそ、「オペラグラスであなたのことを目に焼き付けた」というニュアンスに変化したのかな?という解釈もできるような気がしました。

 

 他のパフォーマンスでいうと、やはりサビで手をうさぎの耳のように頭上で動かす振り付けが印象的です。

 歩夢に関係する動物といえばやっぱりうさぎ!というのもありますが、うさぎといえばやっぱり寂しがりなイメージがある動物なので、この曲のサビでうさぎをモチーフとした動きをするのは凄く納得だなぁと思いました。うさぎのもうひとつの特徴である「性欲が強い」は関係ないと思いたいですね。

 うさぎでいうと、全体的にぴょんぴょん跳ねるような動きの振り付けが多いような気がして、これもうさぎをイメージしてたりするのかも?

 跳ねるような動きもそうですが、ステップを踏むような振り付けも多くて、『Walking Dream』の曲名らしく「歩く」という要素を取り入れているのかもしれません。

 

 そして個人的に最も印象的だったポイント。それがラスサビ前の演出です。

 『Walking Dream』のリリックビデオが公開された時から、ラスサビ前に隙間から覗くように歩夢の目が表れるシーンインパクト大だったのですが、ライブでは一度物陰に隠れた歩夢がゆっくりとそこから顔を出す、という形でリリックビデオのシーンを再現しているのが凄く好きです。

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 スクスタがあった頃のライブはバックモニターにスクスタのMVが表示され、その前でキャストがパフォーマンスすることによる一致度がライブの面白さでしたが、スクスタが終わってから発表された楽曲でもこういう新しい形でバックモニターとの一致を演出してくれるのは良かったですね。

 顔を出した後、また1番Aメロのようにオペラグラスを覗いてショックを受けたような表情をするのも好きです。

 

 というわけで『Walking Dream』のライブパフォーマンスについて語ってきました。「あなたを見つめる」というのがこの曲の大きな要素になっていると思うので、そんな歩夢の愛に応える意味も込めて、こちらも歩夢のパフォーマンスを思う存分見つめてしまいたいと思います。