公式が供給する、全部のゆうぽむを受け取りたい。
それがきっと、ゆうぽむマスターってことなんだ。
というわけでにじよん12話の感想です。ポケモンの感想じゃないです。
まずは『CHASE!』をピアノで演奏する侑のシーンから始まりますが、アニメ1期3話からの1期10話と上達する様子が描かれ、今回は更に上手くなった演奏が流れました。相変わらず本編でやっていいレベルの話をぶち込んできますね、このショートアニメ。
にじよん10話でも思いましたが、12話でも侑とせつ菜のやり取りを聞いていて、改めてアニメ世界での虹ヶ咲の物語は侑がせつ菜のライブに出会うところから始まったんだなというのを感じさせられました。
そう、全ては赤と緑から始まった……。せつ菜のメンバーカラーと侑の髪の色の話であって、ポケモンの話じゃないです。
侑の言葉を受けたせつ菜のリアクションと10話でのリアクションの違いを見ると、自分が誰かにトキメキを与えることができたことは、かわいさとかカッコよさみたいな表面的な部分を褒められること以上に彼女にとっては嬉しいことだったのかなと思ったり。
侑とせつ菜が良い感じの雰囲気になったところに勢いよく現れる歩夢。1期3話を思い出しますが、にじよんの作風だとコミカルさが強い。
音楽室といえばゆうせつの聖地と見られがちですが、ゆうぽむも音楽室では大切な時間を過ごしていますし、ゆうぽむの聖地でもありますね。(2期BD6巻参照)
音楽室にメンバーが集まってきて『Love U my friends』を歌うシーン。しかもこれは2期10話で流れたものと同じver。あちらは虹ヶ咲アニメの中でも、スクールアイドルとしての面よりも日常的なシーンが描かれた回でしたし、同好会の日常を描いた作品であるにじよんあにめーしょんの締めくくりとして相応しいのかな、と思いました。
背中合わせに歌うかすみとしずくを見た時は、うっひょ〜しずかす!!となりましたが、その後のカットでは珍しい組み合わせが多いな〜と思っていたら、サントラのジャケ絵の再現ということに気付いて納得しました。美しいですね。
「どうしたの?侑ちゃん」
歩夢にたずねられて 空を見る
この中で唯一歩夢だけが侑の様子に気付くというのも良いですね。
何事も、いつもいつでもうまくゆくなんて保証はどこにもなくて(そりゃそうじゃ)
実際は、後悔しちゃうことばかりなんだと思う
でも!
「始めて、良かったって!」
いつかの歩夢と同じ言葉を口にする侑。大好きな展開ですね。
にじよん1話でも侑と歩夢が同じポーズをしている場面があったように、うっひょ〜ゆうぽむシンクロ!!となる気持ちもあるのですが、平凡な日々を送っていたふたりがせつ菜のライブを見た日から世界が変わり始め、目指す道自体は違えど、最終的には同じ「始めて良かった」という気持ちになれたことに感慨深さを感じます。
このまま『NEO SKY, NEO MAP!』が流れてもおかしくないくらい気持ちいい終わり方でした。
というわけで12話個別の感想を語ってきましたが、にじよん全体の感想も語っていこうかなと思います。
やっぱり全体を通して侑の出番が多かったですね。むしろ唯一侑の出番が無かった8話の異色感が凄すぎるくらいです。
続いて栞子の出番も多く、表情豊かでかわいい姿をたくさん見せてもらえました。
にじよんの制作が発表してから放送が始まるまで、もっとコメディ色強めの番外編的な作風になると思っていました。
ですが12話のように、本編の延長とも言えるくらい真面目なお話も結構あって、そこは実際の放送を観てのギャップポイントでしたね。
特に4話は侑が作曲の道を目指していることや栞子が生徒会長になっていること、そして歩夢の出番が無いことなどから、2期最終話からOVAまでの間の話と解釈できるくらいのものでした。
にじよんあにめーしょんは今回の12話とBD収録の追加エピソードをもって一旦の区切りになります。
とはいえ、「終わること」と「続かないこと」は違うので、まずはにじよんの一旦の終わりをしっかり受け止めて、OVAを始めとしたこれから来るものを楽しみに待ちたいと思います。
これはにじよんに限った話ではなく、スクフェスはサービス終了になったけどスクフェス2のリリースは楽しみだし、せつ菜のキャストは交代してしまうけど、林さんが演じるこれからのせつ菜も楽しみだし、楠木さんの今後の活動も楽しみにしています。アルバムのリリースやライブツアーも楽しみですね。
アニポケの新シリーズも観ます。
ではまたいつか、終わりの続きを見に行きましょう。
“NEXT TIME…
A NEW BEGINNING!▶”